駆け抜けた日々

プチ介護 

プチ介護に終わりを告げる日

自分が健康体でなければ

人のお節介さえ焼けない

 

 

ましてやこれから手術を受ける事になる

 

 

意を決して

叔父に介護ができない事を告げた

 

介護サービスも手続きや施設を探すのに

時間がかかるので即決だった

 

 

 

もう明け渡そう

 

 

 

 

私ここまで恩返しできて幸せだよ

 

後悔しない選択ができたよ

 

自分がやってきた事にちゃんと意味があったよ

 

 

 

 

それからじぃばぁにも

しばらく来られなくなる事を伝えた

 

じぃが

少し悲しそうな顔をしていた気がした

 

ばぁは

手術の事を心配していた

 

コロナの事もあるし

もう中々会う事も出来なくなる

 

 

 

最後の日

ばぁはひたすら喋り続けていた

 

笑って話はしていたが

ひしひしと寂しさが伝わってきた

 

帰るなよって

心の中で言ってる気がした

 

 

 

 

 

でももう帰らなきゃ

 

 

 

 

 

 

今までありがとね