駆け抜けた日々

プチ介護 

注射生活の始まり

腰をおかしくしてからというもの

 

しばらく仕事もできなくなり

介護からは離れる事にした

 

 

だいぶ話は脱線したが

ここからはじぃの注射生活に戻す事にする

 

 

 

午前中は仕事

午後からじぃ宅へ

 

インスリン投与

それに加えて買い物

認知症を少しでも遅らせるために

お茶を飲みながら昔の話をして帰宅

 

そんな生活が1年以上続いた

 

 

 

 

 

 

毎日幸せだった

 

 

 

父の仕事を手伝って親孝行できて

じぃばぁの世話も元気なうちに

こんな形でできて

喜びを噛み締めていた

 

 

 

もちろんじぃのわがままが

ストレスになる事もあったが

 

 

 

いつか恩返しがしたいと思っていた

 

 

 

 

幼い頃親が仕事で鍵っ子だった子は

寂しい思いをしたと聞く

うちもそうだっのだが

私はそんな事なかった

 

 

妹もいたし近くにいとこも住んでいて

じぃばぁにはよく近くの公園に

連れていってもらったりしたのを覚えてる

一緒に窯でうどんを茹でたり

イカを割ったり

餅つきをしたり

 

 

 

 

知らないうちに思い出を作ってくれていた

 

 

 

だから何かの形で返したいと思っていた